英語学習をルーティン化(習慣化)する
続けたい習慣によって定着する期間が違うと言われていますが、英語学習は一般的に習慣化して定着させるまで、概ね1か月ほどかかると言われています。
1か月で定着すると言われている英語学習のルーティン化ですが、「続く人」と「続かない人」がいるのはなぜでしょうか?
「現状のルーティン」に「英語学習」という新しいルーティンを組み込む際に、「今までの方が楽だ」と感じるのは当然ですね。
またちょっとした急用などで予定が狂って「ルーティン化挫折」するケースもよくあります。
そして何よりも「ルーティン化に飽きる」ことが、英語学習ルーティン化に失敗する一番の要因となります。最初はなんとなく楽しかったけど、大変だし色々予定も入るし、しかも効果もあまり見えないから飽きてやめる、これがルーティン化失敗のシナリオです。
では、「英語学習ルーティン化成功のシナリオ」とは?
1.小さな1歩から始める
早朝学習慣行で5時起床! といきなりハードルを上げるのではなく
30分早起きして、英語リスニング&シャドウイング練習をやる
という感じで、「そんなにキツくない範囲」でスタートしましょう
2.6割主義でOK
やると決めたのに出来ないと
自分がダメ人間な気になって
やる気がなくなってやめてしまう、、、、
そんな負の連鎖を断ち切るのは、「完璧主義をやめる」ことです。
「6割できたらOK」と思ってやると、多少の失敗は自分自身で許容できるので、楽観的なマインドが育ち、継続することができます。
3.マイルストーン毎に自分にご褒美
ルーティン化が10日継続出来たら、「美味しいスイーツで祝う」「読みたかったマンガを読む」「新しい文具を買う」など、ちょっとしたご褒美を最初に決めておきましょう。
マイルストーンも、「100日連続」ではなく、「10日連続」など、少し緩めに設定するのがポイントです。
そして、「英検準2級合格したら、1日フリーにして友達と映画・買い物」など、大きなご褒美も準備しておきましょう。
単語は10回やるぞと思って取り組む
「単語が全然覚えられない」という話をよく聞きますが、「テキスト、何ラウンドやった?」と聞くと、「まだ4分の1ぐらい」という答え。。。
そりゃ覚えられないですよね。。。
「単語テキストは10ラウンドやる」つもりで取り組みましょう。
また、付箋やマーカーや書き込みなど、自分なりの目印をどんどん付け加えていきましょう。
「10ラウンドは時間的に無理」と感じるかもしれませんが、1ラウンド毎のペースを少し上げて、覚えていないかなーとおもっても、サクサク進めていきましょう。
1ラウンド目…こんな単語があるんだな
2ラウンド目…見た事ある単語を増やす
3ラウンド目…覚えている単語がチラホラあって、少し嬉しい
4ラウンド目…4回目なのに、意味が全然覚えられない単語を書き出して別対応
5ラウンド目…5ラウンド目なのに初めて見た気がする単語を書き出して別対応
6ラウンド目…7割くらいはだいたい意味が分かるので、自信がつく
7ラウンド目…7ラウンド目なのに覚えていない単語を書き出して別対応
8ラウンド目…8割くらいは覚えていて、もうそろそろやめたくなるが、ぐっとこらえて続ける
9ラウンド目…ほとんど覚えているのでペースが速くなり、あっという間に終わる
10ラウンド目…9割覚えているが、覚えていない単語をノートに書きだす。今度はこの単語を10回やる。
つまり、各ラウンドのペースを早くして、何度も何度もやる事がポイントです。
筆者はかつて、国連英検特A級対策時には、単語だけではなく、例文もほぼすべて覚えているレベルで20ラウンドほどやりました。
単語の定着だけではなく、ライティングと面接対策にもつながったと思います。
最終ゴールの目的意識を高く持つ
筆者の最終ゴールは、元々「ネイティヴレベルで英語を使いこなす」ことだったので、学生時代は全く資格試験に興味がなく、生まれて初めて受けたのが英検1級で40代になってからでした。
「ネイティヴレベルで」という意識で勉強していましたので、英検1級ももちろん一発合格しましたし、面接でも「ネイティヴ気取りで」話すことができました。
それ以降、資格取得マニアと化し、TOEICや国連英検特A級など、英語の頂点を極めようと「てっぺん」を目指して英語漬け生活を続けていました。
皆さんの英語学習の最終ゴールは何でしょうか?
「英検2級をとって、優遇措置のある高校にいく」というところが最終ゴールではないはずです。
どうせ学習するなら、「ネイティヴレベル」になりたいとは思いませんか?
英語学習で一番大切なのは、「英語を使って成功する」「英語を使って快適に暮らす」「英語を使って楽しむ」ことです。
英語の資格試験が武器になるのであれば、それをとことん磨いて、「誰にも負けない」くらい、一流の資格を取得して下さい。
高い意識を持っていれば、資格は勝手についてきます。
英検合格は通り道に過ぎない、というくらいの意識で勉強することで、英語学習に対するマインドが大きく変わり、「成功につながる英語力」が身に付きます。
筆者は2022年現在、ask本校経営の傍ら、外資系ITコンサル企業エンジニアとして、ネイティブ社員8割の企業で、ネイティブの上司の元、メールやチャット、会議は英語だけ、という環境で生活しています。
英語学習の先に待っているあなたの「成功シナリオ」を描いてみてください。
英語学習は、あなたの未来を大きく変えるパワーを秘めています。
インプットには必ずアウトプット
「英語はアウトプットが楽しい」という事をいつも意識して下さい。
学校試験対策や英検対策では、どうしてもインプット中心の学習スタイルになりがちですが、どこかでアウトプットする場所を作りましょう。
英会話レッスンを受講するのもいいですし、スピーキング対策や発音チェックが出来るスマホアプリなども活用するのもいいでしょう。
無料でも上達できる!英語スピーキングにおすすめのアプリ10選
英語の上達は、アウトプットありきです。
これは機会あるごとに何度も生徒さんにお伝えしていますが、なかなか伝わらずはがゆい思いをする事もあります。
英検3級レベルの英語すら自由に話せないのでは、英語学習の意味がありません。
世界が求めているのは、「資格」ではなく「話せる力」であることをいつも忘れずに英語学習を楽しんでください。
最後まで読んでいただいて有難うございました。
あなたがバイリンガルになる日を、楽しみにしています!!