高校・大学受験と英検対策のバランス

受験勉強と英検対策の両立 03_英検対策
受験勉強・英検・部活の両立方法

はじめに

日本の高校・大学受験は非常に競争が激しく、同時に英検準1級のような資格試験の対策も必要になることがあります。これらの目標を両立させるためには、効率的な時間管理とストレスを減らす工夫が必要です。この記事では、英検準1級合格までのロードマップと、部活や塾と英検対策の両立方法について解説します。

英検5級から準1級合格までのロードマップ

英検5級から準1級までの各級に必要な語彙数と学習時間の目安を以下に示します。

語彙数 (語)学習時間 (時間)
5級600100
4級1000150
3級1500200
準2級2000300
2級3000400
準1級4000600
語彙数は最低ラインの数字、学習時間は個人差がありますので、予めご了承下さい。

1. 英検5級

英検5級は英語学習の初級レベルで、基礎的な単語やフレーズの理解を目指します。目安として、学習時間は約100時間程度です。

必要な学習内容:
  • 語彙力: 基本的な単語(約600語)
  • 文法: 現在形、未来形、簡単な助動詞などの基本的な文法
  • リスニング: 簡単な会話の理解
学習スケジュール例:
  • 1日30分、週5日: 約8ヶ月で完了
  • 学習方法: フラッシュカード、子供向けの英語の歌や絵本、過去問対策、英会話レッスン

2. 英検4級

英検4級は英検5級よりも少し難易度が上がり、簡単な日常会話ができるレベルです。学習時間は約150時間程度です。

必要な学習内容:
  • 語彙力: 基本的な単語(約1000語)
  • 文法: 過去形、助動詞などの基本文法
  • リスニング: 日常会話の理解
学習スケジュール例:
  • 1日30分、週5日: 約10ヶ月で完了
  • 学習方法: 児童向けの英語の物語、英検4級対策のワークブック、リスニング練習

3. 英検3級

英検3級は中学卒業レベルの英語力が求められ、日常的な話題についての理解が必要です。学習時間は約200時間程度です。

必要な学習内容:
  • 語彙力: 中学英語の単語(約1500語)
  • 文法: 現在完了、受け身、関係代名詞などの文法
  • リスニング: 簡単な会話や説明の理解
  • ライティング: 簡単な英作文
学習スケジュール例:
  • 1日1時間、週5日: 約10ヶ月で完了
  • 学習方法: 英検3級対策の問題集、英作文の練習、リスニング教材

4. 英検準2級

英検準2級は高校中級レベルの英語力が求められ、より複雑な内容の理解が必要です。学習時間は約300時間程度です。

必要な学習内容:
  • 語彙力: 高校英語の単語(2000語以上)
  • 文法: 仮定法など幅広い文法
  • リスニング: 複雑な会話や説明の理解
  • ライティング: より長い英作文
学習スケジュール例:
  • 1日1時間、週5日: 約1年で完了
  • 学習方法: 英検準2級対策の問題集、リスニング教材、エッセイの練習

5. 英検2級

英検2級は高校卒業レベルの英語力が求められ、一般的な話題についての理解が必要です。学習時間は約400時間程度です。

必要な学習内容:
  • 語彙力: 高校英語の単語(3000語以上)
  • 文法: 複合文の構造や高度な文法
  • リスニング: より長い会話や説明の理解
  • ライティング: 複雑な英作文
学習スケジュール例:
  • 1日1時間、週5日: 約1年3ヶ月で完了
  • 学習方法: 英検2級対策の問題集、リスニング教材、エッセイの練習

6. 英検準1級

英検準1級は大学中級レベルの英語力が求められ、専門的な内容の理解が必要です。学習時間は約600時間程度です。

必要な学習内容:
  • 語彙力: 高度な英単語(4000語以上)
  • 文法: 高度な文法と複雑な文構造
  • リスニング: 複雑な議論や講義の理解
  • ライティング: 複雑で構造的な英作文
学習スケジュール例:
  • 1日1.5時間、週5日: 約1年8ヶ月で完了
  • 学習方法: 英検準1級対策の問題集、リスニング教材、エッセイの練習、ディスカッション練習

部活・塾と英検対策の両立

1. 時間管理の重要性

部活や塾との両立は、効率的な時間管理が鍵となります。まず、自分の1日のスケジュールを見直し、どの時間帯に英検対策を組み込むかを計画しましょう。例えば、通学時間や休憩時間を活用して単語を覚えるなど、隙間時間を有効に使うことが大切です。

具体例:
  • 通学時間の活用: 電車やバスの中でリスニング教材を聞いたり、単語アプリで勉強したりすることで、通学時間を有効に使います。

2. ストレスを減らす工夫

多忙なスケジュールの中でストレスを感じることは避けられませんが、以下の方法でストレスを減らすことができます。

  • リラックスする時間を設ける: 勉強や部活の合間に短い休憩を取り、意識的にリラックスする時間を確保しましょう。
  • バランスの取れた食事と睡眠: ベタなアドバイスですが、健康的な食事と十分な睡眠は、集中力と体力を維持するために不可欠です。「十分な睡眠時間」でリフレッシュした脳は、スポンジの様に知識を吸収してくれますよ。
  • 運動: 適度な運動はストレスを軽減し、心身の健康を保つのに役立ちます。一説によると、ふくらはぎの筋肉と脳が連動しているとかしないとか。。。
具体例:
  • 運動習慣: 毎日10分程度のストレッチや軽い運動を取り入れることで、リフレッシュすることができます。特に夜のストレッチは、リラックス効果があり、良質な睡眠を促進します。

3. 学習の効率化

効率的な学習方法を取り入れることで、限られた時間を最大限に活用できます。

  • スケジュールを立てる: 週ごと、月ごとの学習計画を立て、進捗を確認しながら学習を進めましょう。ただがむしゃらに始めるのではなく、「いつ何をやるのか」
  • やらないことを決める:1日24時間限られた時間、部活や他の習い事に加えて学校の宿題や定期テスト。考えただけでもぞっとしますね。100%の完璧主義はストレスがたまってしまうので、「7割ぐらいでいいや」と腹をくくって、やらないことを決めます。
  • 優先順位をつける: 重要な課題や弱点に重点を置き、優先的に取り組むことで効率が上がります。
  • 学習環境を整える: 静かで集中しやすい環境を整え、学習の質を高めます。
具体例:
  • 計画表の作成: 1週間の学習計画を立て、毎日の学習内容を具体的に記入した計画表を作成します。これにより、学習の見通しが立ち、効率的に勉強を進めることができます。
  • 集中力を高める環境作り: 勉強する場所を決め、不要なものを取り除いて集中しやすい環境を整えましょう。また、時間を決めて勉強することで、習慣化しやすくなります。

結論

日本の高校・大学受験と英検対策を両立させるためには、計画的な学習と効率的な時間管理が必要です。自分のペースで無理なく学習を進め、ストレスを溜めないように工夫することが大切です。この記事が、皆さんの学習の一助となることを願っています。英検準1級合格を目指して、頑張りましょう!

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